日本人だけが持つ”yap遺伝子”そのルーツは縄文人にあり?ロズウェル事件のエイリアンも実は…

yap遺伝子とは?

yap遺伝子とは、DNAのうち男性のみが受け継ぐy染色体のなかでも、yap型といわれる、世界的に見ても特殊な遺伝子を指すようです。

DNAは細胞核ミトコンドリアの内部にあり、そのうち細胞核にある性染色体は、男性の場合「xy」、女性は「xx」という一対の組み合わせになっています。これの、男性のほうのみに「y」が含まれることから、y染色体と呼ばれているのかも。ちなみにこのy染色体は父系遺伝、ミトコンドリアDNAは母系遺伝するようです。

つまりyap遺伝子というのは、yap型という種類のy染色体を持つ遺伝子を指すわけですね。このyap型のy染色体は、記録されている約6000万の塩基配列のうち、300基ほどがyap因子で構成されているそうです。

動画:yap遺伝子についての解説

yap遺伝子のルーツは縄文人にあり?

yap遺伝子は、古代ではイスラエル人、現在では世界中でほぼ日本人男性だけが持つ遺伝子とされています。そしてそのルーツをたどれば、行き着くのは縄文人。約1万5000年前~2300年前まで続いた縄文時代をこの島国で生き続けた、我々日本人の祖先です。

縄文時代の遺跡には、人同士が争った形跡がないとされています。普通に考えて、時には小競り合いはあったのかもしれませんが、戦争といえるほどの争いがあった証拠は何も発見されていません。縄文時代が1万年以上も平和に続いた理由として、”縄文人の穏やかさ”を挙げる方もいます。

永く続いた縄文時代でしたが、外の大陸から渡来した弥生人と交流していくなかで農耕を学び、それを貯蓄することで権力が生まれ、次第に戦争が起こるようになりました。

こういった成り行きから、yap遺伝子のルーツは縄文人にありますが、日本人のルーツは縄文人と弥生人に分かれます。ちなみにルーツをたどれば、濃い顔の人は縄文人、顔が薄い印象の人は弥生人に行き着く可能性が高いようです。

顔が濃い目で性格が穏やかな男性ほど、yap遺伝子を受け継いでいる可能性が高いのかもしれませんね。

yap遺伝子はモンゴロイドのなかでも特異

旧約聖書のなかで描かれるノアの方舟。この物語のなかでノアの息子として登場するハム、セム、ヤペテは、それぞれ黄色人種(モンゴロイド)、黒色人種(ニグロイド)、白色人種(コーカソイド)の祖先として描かれています。

縄文人もいわゆるモンゴロイド系ですが、実際の遺伝子は中国人や朝鮮人とはかなり異なった特徴があるそうです。また、現実には、最初の人類(ホモサピエンス)はアフリカで誕生したとされていますが、縄文人から現在まで日本人男性が受け継いでいるyap遺伝子は、y遺伝のなかでも最も古い系統のひとつで、人類の起源に限りなく近い遺伝子のようです。

yap遺伝子は、”ヒトとして純度の高い遺伝子”ともいえそうですね。

ロズウェル事件とyap遺伝子

1947年7月に、アメリカ合衆国ニューメキシコ州ロズウェルでUFOが墜落したとされ、大騒動を引き起こしたロズウェル事件。UFOの残骸からはエイリアンが発見されたといわれていますが、後の遺伝子鑑定の結果、実はこのエイリアンとされていた人物はモンゴロイドに近い人種であり、yap遺伝子を持っていたことが明らかとなったようです。

かといってその人物が日本人だったわけでもなく、やはりエイリアンは見た目にもエイリアンだったとか。ロズウェル事件に関しては未だに様々な論争が巻き起こっていますが、もしこの遺伝子鑑定の件が本当なら、yap遺伝子を持つ日本人のルーツはアフリカとは全く別ということにもなりかねませんね。

このミステリーの個人的な感想

yap遺伝子という特異な遺伝子を日本人だけが持っているというのはどうやら本当っぽいし、確かに日本人は他国に比べて優しい人が多い印象です。そんなyap遺伝子が最初の人類に限りなく近い遺伝子であるということは、本当は、もともとヒトは争いを好まない生物だったのかもしれませんね。

まぁ、日本人のルーツがエイリアンだったとするなら話はまたややこしくなりそうですがw