美しい夜景と優しいストーリーに気分がリラックス『夜の上海』

最近観た映画ですごく印象に残っているのが、この「夜の上海」という、日本と中国それぞれのスタッフが共同で制作した映画です。普段は恋愛ものやラブロマンスといったジャンルの映画はあまり観ないのですが、タイトルに何となく惹かれました。

主演は、トップヘアメイクアーティストの水島直樹を演じる本木雅弘さんと、女性タクシードライバーのリンシーを演じるヴィッキー・チャオさん。他にも西田尚美さん、塚本高史さん、竹中直人さんといった豪華な顔ぶれがキャストとして参加しています。

映画「夜の上海」の簡単なあらすじ

中国・上海で開かれる音楽祭のためにヘアメイクアーティストとして日本から訪れた水島直樹。スマートに仕事をこなす彼だが、実は内心、息詰まるような心持ちであった。

そんな心境からか、仕事を無事に終えた彼は一人、上海の街を歩き出す。

しかし程なくして迷子になった彼は、さらにとあるタクシーにはねられてしまう。「大丈夫!?」とそのタクシーから慌てて降りてきたのは、リンシーという女性ドライバーだった。

同様にいろいろな問題を抱えていた彼女にとってもまた、これはある意味で運命的な出会いとなる。

美しい夜の上海をバックに、言葉が一切通じず話が噛み合わない二人の長い夜が始まった…。

映画「夜の上海」のレビュー

ガチガチの恋愛映画というわけでもなく、コメディーに徹しているわけでもなく、程良いバランスで気軽にリラックスしながら観れる映画でした。映画内の時間帯も、夜から始まり朝に結末を迎えるというまさに夜の上海の一場面。夜~真夜中にかけてのマッタリした空気が心地よかったです。

ヴィッキー・チャオさんについては10年前ぐらいに観た「クローサー」という映画で知りましたが、さすがにだいぶ大人っぽい雰囲気になりましたね。それでもどこかあどけない感じがして、やっぱり好きな女優さんです。演技も上手いし。

監督がチャン・イーハイさんという中国の方らしいのでその点も気になってましたが、口紅を使ったあのシーンを除けば、日本人でも普通に違和感なく楽しめるストーリー展開だと思います。

あのシーン…。まぁ映画だし、あのくらい弾けちゃっていいのかもしれませんがw

エンディングの主題歌でさらにリラックス

この動画の楽曲は、エンディングに流れる「Firefly」という映画の主題歌です。歌詞や雰囲気が映画内のストーリーと見事に連動していて、観終わった後に余韻を楽しめます。

何も考えず気軽に映画を楽しみたいときや、寝る前のリラックタイムなどにこの映画は間違いなくおすすめです!