オズの魔法使いの世界観をサイケデリックトランスで表現したMIGMA SHELTER「OZ one」

日本女性アイドルグループMIGMA SHELTERが2023年4月11日にリリースした「OZ one」は、オズの魔法使いの世界観とサイケデリックトランスを融合させたミステリアス極まる渾身のニューシングル。3部作の第一弾とのことですが、オリコンランキング(デイリー)3位を記録するなど順調な滑り出しです。

サイケデリックトランスと日本アイドルの融合 MIGMA SHELTERとは?

オズの魔法使いをサイケデリックトランスで、と言われてもMIGMA SHELTERをよく知らない人からしたら全く想像できないですよね。ちなみにオリコンランキングではあの乃木坂46とトップに並んでいましたw

正直、オリコンのことはよく知らないので、今ってそんな簡単に上位にいけるもんなの?と思いましたが、何にせよ事実は事実。実はMIGMA SHELTERの楽曲が密かに好き、なんて人もかなり多いのかもしれませんね。

MIGMA SHELTER「OZ one」

MIGMA SHELTER「OZ one」

オズの魔法使いは、家ごと竜巻に巻き込まれオズの国へ飛ばされた少女ドロシーと飼い犬のトトが、元の世界へ帰るため様々な冒険を繰り広げるといったストーリーです。童話作品として1900年5月17日にアメリカで出版され、その後ミュージカルや映画にもなっています。

「OZ one」に収録されているのは「Tornado」「Emerald」の2曲、そしてそれぞれのインストルメンタルです。どちらもサイケデリックトランスが基盤なので、歌無しバージョンでも普通に聴き応えがあります。

01.Tornado:荒れ狂う竜巻と悲哀

「Tornado」はオズの魔法使いの序盤、飛んできたドロシーの家に東の悪い魔女が圧死されるシーンを描いたとのこと。まさに竜巻が荒れ狂っているかのような激しい曲調もありつつ、歌詞は魔女目線で、なぜ自身がそんな結末になったのかという悲哀も表現されています。

オズの魔法使いの世界でなくとも、いわゆる悪女の恋愛にありそうな表現なので、普通に恋愛ソングとしても聴ける楽曲かと思います。おそらく悲惨な恋愛でしょうが‥。個人的にはこのぐらい解釈の自由度がある歌詞のほうが好きです。

音はさすがにMIGMA SHELTER、文句なしにカッコいいですね。相変わらずほぼトランスに振り切っているので、レイヴでこれを流されたら間違いなく盛り上がるでしょう!

02.Emerald:キラキラ輝く音の波

「Emerald」は、ドロシーが道中で出会ったカカシ、ブリキの木こり、臆病なライオンと共にエメラルドシティに辿り着いたシーンを描いているそうです。歌詞はライオンと絡めつつ、これもまた必ずしもオズの魔法使いの世界観でなくとも、勇気をテーマとした良曲に思えます。

特に印象的なのはバックで頻繁に流れているキラキラした感じの音。聞いていて快感を感じるぐらい心地良いですね。それでいながらカッコいい曲調もあり、全体的にとても華やかな楽曲になっています。

また、ダンスの振り付けがすごくアイドルらしくて可愛らしいです。これまでのMIGMA SHELTERではあまりなかったようなダンスですが、サイケデリックトランス+キュートなダンスは最強ですね!

新メンバー初のシングル曲

「OZ one」は新メンバーのワニャ+ユイノンにとっては初となるシングルです。同時に、2023年4月末に卒業するレーレにとっては最後のシングルでもあります。そういった点から見ても、「OZ one」はMIGMA SHELTERメンバーやファンにとってもきっと思い出深い作品となるでしょう。

今年はさらに新たなメンバーが1人参入するそうなので、次の作品はまた違った新鮮な雰囲気になりそうな気がします。「OZ one」は3部作の第一弾とのことなので、今後リリースされていくであろう2作目、3作目も、どんな楽曲になるのかとても楽しみですね。

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